新刊紹介

新刊紹介

『ひとり、家で逝く』
―在宅死と看取りの現場から―

『ひとり、家で逝く』 ―在宅死と看取りの現場から― 眞並恭介著 電子書籍 Kindle版 ひとりで死を受け容れ、安らかに旅立つためには? 遅かれ早かれ死は誰にもやってくる。たとえ独居であっても、死に場所として家は悪くない。身寄りが一人もいなくても、慣れ親しんだ生活の場で死ぬのは自然なことに思える。私が看取った彼は、波瀾に富んだ人生の最期、皆に感謝して逝った。在宅死現場のルポ。
新刊紹介

『牛と土』文庫本 ―福島、3.11その後―

『牛と土』 ―福島、3.11その後。― 眞並恭介著 集英社文庫 『牛と土』が文庫本に! あとがきで「牛たちの七年」を加筆。解説は小菅正夫さん(獣医師・旭山動物園元園長)。オビの推薦文は人類学者・中沢新一さん…著者は、言葉をもたない動物に代わって異議申し立てする、「動物の弁護士」だ。言葉をしゃべらない者たちの意識の世界を自分のなかに取り入れた本作はユニークで真摯だ。
新刊紹介

『福島はあなた自身』ー災害と復興を見つめてー

一ノ瀬正樹他編 福島民報社 2017年3月に東京大学本郷キャンパスで開催されたシンポジウムの参加者たちによる共著。根拠のない風評や理不尽な福島バッシングを防ぐための現場からの報告と科学的データ。眞並も「被災動物は何を語るか―原発事故後の牛、犬、猫たち」と題する一文を寄稿。質疑応答も掲載。
新刊紹介

『すべての猫はセラピスト』
―猫はなぜ人を癒やせるのか―

『すべての猫はセラピスト』 ―猫はなぜ人を癒やせるのか― 眞並恭介著 講談社 猫の「深い心」を探り、猫の癒やしの謎に迫るノンフィクション。原発事故後、警戒区域に取り残された猫、シェルターで飼い主を待ちつづける猫。統合失調症・認知症・知的障害などを抱えた人や余命わずかな子どもに寄り添うセラピーキャット。猫たちは何を感じ、何を思って生きているのか? 猫ブームといわれていながら未知の領域にある、猫の「心」と出会う旅へ
新刊紹介

嵐電・復興応援電車・写真展

2015年3月11日〜17日、京都市内を走る嵐電で東北復興を応援する電車内ギャラリーを開催。「キミマツサクラ号」は広告ポスターを廃し、被災地の写真のみを掲示。デザイン:広瀬之宏さん、コピー:眞並恭介、写真:渡部典一さん・大谷久美子さん・眞並。多くの方の協力で形になった写真展コンテンツを当サイトに掲載します。
新刊紹介

『牛と土』 ―福島、3.11その後。―

『牛と土』 ―福島、3.11その後。― 眞並恭介著 集英社 福島第一原発の事故発生当時、約3500頭の牛が警戒区域に取り残された。そのなかに双子の「安糸丸」兄弟もいた。国からの安楽死指示によって次々に殺処分されていく牛たち。人が立ち入れない帰還困難区域の牧場で、双子の牛たちはどのようにして生き延びていくのだろうか? 被曝地で経済的価値を失った牛の「生きる意味」を追う、鎮魂と希望のノンフィクション。
新刊紹介

『セラピードッグの子守歌』 ―認知症患者と犬たちの3500日―

『セラピードッグの子守歌』 -認知症患者と犬たちの3500日- 眞並恭介著 講談社 認知症患者と犬たちの長い旅路――認知症に対する動物介在療法の現場を長期にわたって取材したノンフィクション作品。盲導犬が人を目的地に導くように、セラピードッグは人を記憶の在りかに導く。「なぜ、犬が認知症の人を癒せるのか。どのようにして、犬たちは記憶を失っていく人の閉ざされた心の扉を開き、言葉と笑顔を呼び戻すのだろうか」
新刊紹介

ドッグセラピー風景

犬たちがいれば、失われたはずの記憶が、言葉が、そして笑顔がよみがえる。『セラピードッグの子守歌』の表紙写真は、吉川譲さんに撮ってもらいました。吉川さんは「週刊新潮」で活躍されている写真家であり、私(眞並)の仕事仲間でもあります。その写真から...