講談社ノンフィクション賞の候補作に

『牛と土』
(2015年7月13日 掲載)

3月発刊の拙著『牛と土 福島3.11その後。』(集英社)が、2015年度・第37回講談社ノンフィクション賞の最終候補作4篇のひとつに選ばれました。7月23日に行われる選考の結果はどうなるかわかりませんが、候補作にノミネートされたことは、とてもありがたく思っています。

発刊後、いくつかの新聞や雑誌に書評などが掲載されました。想像力の部分が大きい小説とは違う、事実に基づくノンフィクションも、さまざまな読みが可能であることを知りました。なかには、ああ自分はこういう意味で書いたのか、と気づかされるようなこともありました。

講談社ノンフィクション賞の選考委員の方々には、はたしてどのように読んでいただけるか? 福島の避難区域で今も生き延びている牛たちとともに、楽しみに待つことにします。