ShinnamiKyosuke

Notes 眞並恭介の折々のメモ

植物に意識があったら

3.11以降の「環世界」(2011年12月31日 掲載) 大震災の年、2011年もあとわずかで終わる。今年は科学者の語る言葉が、例年よりも多く耳に飛び込んできた。原子力発電とその事故について、津波と防災について、科学を抜きにしては見通しが立...
新刊紹介

『セラピードッグの子守歌』 ―認知症患者と犬たちの3500日―

『セラピードッグの子守歌』 -認知症患者と犬たちの3500日- 眞並恭介著 講談社 認知症患者と犬たちの長い旅路――認知症に対する動物介在療法の現場を長期にわたって取材したノンフィクション作品。盲導犬が人を目的地に導くように、セラピードッグは人を記憶の在りかに導く。「なぜ、犬が認知症の人を癒せるのか。どのようにして、犬たちは記憶を失っていく人の閉ざされた心の扉を開き、言葉と笑顔を呼び戻すのだろうか」
新刊紹介

ドッグセラピー風景

犬たちがいれば、失われたはずの記憶が、言葉が、そして笑顔がよみがえる。『セラピードッグの子守歌』の表紙写真は、吉川譲さんに撮ってもらいました。吉川さんは「週刊新潮」で活躍されている写真家であり、私(眞並)の仕事仲間でもあります。その写真から...
Notes 眞並恭介の折々のメモ

海中の星を探して

伊藤勝敏著『どっこい 生きてる、ゴミの中−たくましい海の魚たち−』(2010年7月30日 掲載)海中カメラマン・伊藤勝敏さんの本『どっこい 生きてる、ゴミの中−たくましい海の魚たち−』(保育社)が、海の日(7月19日)に出版された。この本の...
Writing 書き物

脳卒中・神経難病による発音・発声の障害―ST・家族・医療福祉専門職のためのディスアースリア・ガイドブック―
増補改訂版

発音・発声の障害に対する検査や評価法、呼吸訓練、自律訓練、音楽療法、音読などの方法を解説。言語聴覚士(ST)と家族に役立つ言葉のリハビリやQOL支援の情報も豊富。 付録資料の「言語聴覚士法概説」「リハビリ用語集」が充実。
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身心一如の飛翔
東洋的身心論序章

 「身心一如の飛翔―東洋的身心論序章―」は、四十代半ばを過ぎて医療関係の取材や編集の仕事が主になってきたころ、かつて夢中になった仏教や東洋思想に後ろ髪を引かれつつ書いたものである。 私は三十代半ば近くまで定職にも就かず、無為放埒な日々を送っ...
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『2047年の就職・転職情報』序文
今は昔。50年後の社会を歩き、今を振り返ってみれば……

「残業代ゼロ」を目指すための労働基準法改正について、今年の通常国会では見送るべきだとの声が与党内で強まっているそうだ。安倍内閣が推し進めようとしている「ホワイトカラー・エグゼンプション」に、労働側が猛反対し、「サラリーマンを敵に回しては、夏...
Notes 眞並恭介の折々のメモ

ミステリアスな「免疫」

多種多様な細胞がかかわる不可思議な謎を追う(2008年3月15日 掲載)◆味方が敵に変わる仁義なき戦い医療の取材をしていて、分かりにくいけれども、どういうことかと注意を喚起させられる分野に「免疫」がある。一般の人を対象とするセミナーやシンポ...
Writing 書き物

「糖鎖」の健康学

―補完代替医療のトップランナー―編者 山本英夫著者 田中 久/今田勝美/久郷晴彦/水野雅史/小牟田清/山口正茂/山本英夫発行所 ライブストーン発売元 星雲社本体 1,400円+税四六判 252ページISBN978-4-434-11142-6...
Notes 眞並恭介の折々のメモ

大学のキャンパスで

「私はちがうのだ若い人よ」……石原吉郎の詩に寄せて(2007年4月5日 掲載) 春の大学のキャンパスは、新入生を迎えてひときわ明るい。 私がライターの仕事をしている新聞社が大学の広報紙誌を制作していて、私も関西の国立、私立の大学7〜8校を担...